2008年04月23日

【書評】とりかえばや物語(中村真一郎訳)

とりかえばや物語 (ちくま文庫)とりかえばや物語 (ちくま文庫)
訳者:中村 真一郎
出版社:筑摩書房 1992-01
おすすめ平均
私の評価
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古典でありながら、今でも十分通用する物語

とりかえばや物語は平安後期に作られた物語。

まず、設定が面白い。
内気で女性的な男の子、お転婆で男性的な女の子。
この二人がその性格が故に、
男の子は姫君として女の子は若君として育てられる。
要は男女が入れ替わっているのである。

えーと、一体どこの少女漫画ですか?

子供までならば冗談で済むが、彼らはそのまま成人してしまい、
若君(女)は朝廷勤めを始めるし、姫君(男)は後宮に入ってしまう。
ここでのトラブルを扱うだけなら少女漫画の範囲ですが、
物語の展開はこの後、レディースコミックの世界に入っていきます。どろどろしてきます。

これ以上書くと、物語という性質上ネタばれになってしまうので、自重しておきます。

 純粋に物語としても面白いし、人物描写は精細で感情移入もしやすく、現代小説として読んでも十分に読み応えのあるこの作品が800年以上前に書かれたと思うと驚きです。

 楽しめて、かつ教養も身に付くオススメの古典の一つです。

モチベーションの種です。よろしくお願いします。

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タグ:書評
posted by ナオ at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評
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