2008年04月26日

【書評】ヤバイ経済学(スティーブン・Dレヴィット)

ヤバい経済学 [増補改訂版]ヤバい経済学 [増補改訂版]
著者:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー 望月衛
出版社:東洋経済新報社 2007-04-27
おすすめ平均

私の評価
 −面白さ
 −役立ち


実は読んだのは結構前の本なのだが、その数学が戦略を決めるを読んで、読み返したくなったので再度読んだ。

この本のタイトルに「ヤバい」が付く本だが、別にとんでも本ではなく分析対象・分析方法ともに至極まっとうである。(着眼点は面白い)では、何が「ヤバい」のかと言うと、出てきてしまった結論が、一般的・道徳的見地からして「ヤバい」のだと思う。

具体例をあげると、アメリカの犯罪件数が減ったのは中絶が合法化されて、本来生まれてくるはずだった犯罪者予備軍が生まれなかったからといった内容。
 
 ちゃんと統計的分析を加えて出した結論なのだが、それ主張したら不味いよね。という内容。ましてや、中絶に関して宗教的関地からやたらうるさいアメリカで発表するのだから非難轟々である。
 そういった辺りがタイトルの「ヤバい」に込められているのだろう。

 他にも扱っている題材は、下にあるように通俗的で分かりやすく楽しいもの。(そして結論はヤバめ)
・銃とプール、危ないのはどっち?
・相撲の力士は八百長なんてしない?
・学校の先生はインチキなんてしない?
・ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?
・出会い系サイトの自己紹介はウソ?
・ウィキペディアは信頼できる?

 
 この本の良いところは、通俗的で面白いテーマを扱い、経済学で用いるような正統的な統計分析(その数学が戦略を決めるでいうところの絶対計算)で分析し、社会通念を打破するような結論を出しているところ。
 本も共著者のジャーナリストが書いてあるので読みやすく、とても楽しい。学者が書いたら無理だろうなという出来だ。数式も数学も出てこないので、読みやすかった。

モチベーションの種です。よろしくお願いします。

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タグ:経済 書評
posted by ナオ at 20:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書評
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